歯石って取らないといけないの?
歯が痛っかったり、詰め物が取れたので歯科医院を受診すると、歯石を取りましょうと言われることがあると思います。
「なんで歯石って取らないといけないの?」
そういう疑問を持たれることがあるかと思います。今回はなぜ歯石を取る必要があるのかについて書いていこうと思います。
そもそも歯石とは何なんでしょうか?歯石とはプラーク(歯垢)が唾液中の成分と反応して硬くなったものです。固まってしまった歯石は歯磨きだけでは除去できません。
歯石は放置するほど硬くなります。そうなってしまうと、歯石の除去に時間がかかり治療回数も多くなってしまいます。ですので、歯石取りは定期的に除去したほうが患者様にとっても楽になります。
定期的に歯石を取ることで、柔らかい状態のため少ない回数で歯石を除去することができますし、痛みもほとんどなく、治療費も少なくて済みます。これは患者様にとっても良いことですよね。
そして最も大事なことは歯周病を予防できるということ!
歯周病の原因はプラークに住み着いた細菌です。プラーク1mgの中には10億個の細菌が住んでいると言われ、歯ぐきの炎症を引き起こします。歯石は表面が凸凹しているため、プラークがつきやすく細菌の温床となります。歯石を取ることはお口の中の細菌を減らすことにつながります。
歯周病は全身の健康を脅かす病気です。お口の中の細菌が血液によって全身へ運ばれ、「病気を引き起こす原因」や「重症化させる原因」になるのです。
歯石をとって歯周病治療をすることは、お口の健康だけでなく全身の健康を左右する重要なことなのです。