Ortho

大人のための矯正治療

大人のための矯正治療

矯正治療というと、子どものするものというイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。しかし最近では、大人の方を対象にした矯正治療も増えております。武雄市の歯医者「医療法人 池田歯科」では、大人向けの矯正治療も各種ご提供しております。

歯並びや咬み合わせを整えることは、見た目の美しさだけではなく、身体全体の健康にも良い影響を与えます。ぜひお気軽にご相談ください。

安心して治療を任せられる歯医者を選ぼう

「歯並びは気になるけれど、矯正治療を受ける決心がつかない……」

そうお悩みの患者様も少なくないと思います。矯正治療はこれまでの歯並びを大きく変えてしまうため、患者様にかかる負担も大きい治療方法です。また、治療期間も長くなりますので、信頼できる歯科医院選びはとても大切です。

咬み合わせや歯並びのトラブルは、お口の中だけではなく、身体全体にも影響を与える問題です。矯正治療の分野において、確かな技術と実績を持つ歯科医院を選ぶようにしましょう。

矯正専門医と総合歯科医、どちらを選んだ方がいい?

矯正治療を受けるにあたって、歯科医院の選択肢は大きく分けて二つあります。矯正治療専門のクリニックと、他の治療も行っている総合歯科医院です。

矯正に特化した歯科医院は、矯正治療に関しては高い専門性や技術力を備えており、難しい治療も任せられるかもしれません。その反面、むし歯や歯周病といった一般的な歯科治療には対応していないクリニックも多く、お口に何かトラブルが発生したときには、他の歯科医院を受診する必要があります。

池田歯科は咬み合わせや顎関節症など、矯正治療と関係の深い分野にも精通している総合歯科医院です。何かあったときもすぐに対応が可能ですので、安心して通院していただけるのではないでしょうか。難しい症例の場合は矯正専門医をご紹介しますので、まずは一度当院までお気軽にご相談ください。

矯正歯科の必要性

歯並びや咬み合わせを乱れたままにしておくと、さまざまなデメリットが生じます。お口の健康へのリスクを減らすためにも、歯並びが気になる方には矯正治療をおススメします。

歯並びを治さないことで起こるトラブル
  • 汚れがたまりやすいのでむし歯や歯周病にかかりやすくなります。
  • 息が漏れたり舌の動きが妨げられたりして、発音が不明瞭になりがちです。
  • 咀嚼(そしゃく)がうまくいかずに食べ物を細かくすりつぶせないと、消化器官に負担をかけます。
  • 成長期には顎の成長に悪影響を与え、発育不全を起こすことがあります。
  • 見た目のコンプレックスを生むかもしれません。
  • 顎に過度の負担がかかり、顎関節症などを引き起こすことがあります。
  • 口が閉じにくいと口呼吸になり、お口の中で細菌が繁殖しやすくなって、喉の炎症にもつながります。

大人の矯正歯科について

大人の矯正歯科について

歯並びが乱れていると、口元の見た目が気になります。以前は個性的と思われていた八重歯も、最近は治療する人が増えてきています。歯並びが整っていると咬み合わせも整いやすく、汚れも落としやすいので、むし歯や歯周病の予防にもつながるのです。

また、咀嚼の力がそれぞれの歯に均一にかかり、過度の力が一部分の歯にばかり集中しないようになるため、歯並びの乱れのせいで大きな負担がかかっていた歯の寿命を延ばすことにもつながります。お口全体の健康のためにも、矯正治療を受ける大人の方が増えているのです。

いつから始めたらいい?

大人の矯正治療はいつからでも始められます。顎の成長は既に止まっているので、歯を動かすことに集中でき、治療計画を立てやすく矯正治療がスムーズに進むのが成人歯科矯正の特徴です。「矯正治療しようかな?」と思ったときが、治療を始めるタイミングです。

どれくらいの期間がかかるのか?

お口の状態により個人差がありますが、目安として2~3年間は矯正装置を装着していただくとお考えください。歯が理想の位置に動いたら、後戻りを防ぐために数年間「保定装置」を装着していただきます。これは取り外し可能な装置で、ブラッシングや食事の妨げにはならないのでご安心ください。

大人の矯正歯科のメリット
  • 自分の意志で治療に取り組むのでケアもでき、治療の効率が高くなります。
  • 歯を動かすことだけに集中できるので、治療プランを立てやすくなります。
  • 治療装置のメリット・デメリットをふまえて自分で選択ができます。

歯並びと心身の関係

歯並びがきちんと整っていないと、ブラッシングの際に歯ブラシがうまく汚れに届きません。そうなるとお口の中を清潔に保つのが難しくなり、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。また、上手に物を咬めないので、消化器官に負担をかけてしまう恐れもあるのです。

咬み合わせのバランスが悪いお口では、特定の箇所にだけ力がかかってしまい、その負担から顎関節症を起こすリスクもあります。さらに全身のバランスも崩しやすく、頭痛や肩こり、腰痛の原因となることも。

特に成長期のお子様の場合は、顎の成長を阻害する要因となり、上下の顎のバランスが悪くなって、顔に歪みを生じる可能性もあります。また、咬み合わせのせいで口を開けるクセがついてしまうと、風邪や呼吸器系の病気にかかりやすくなると言われています。

「歯並び」と「咬み合わせ」の違いとは

それでは、「歯並び」と「咬み合わせ」はどう違うのでしょうか。歯並びとは文字通り、歯の並びのことです。「良い歯並び」は、左右対称に美しく並んでいる歯列を言います。さらに理想的な歯並びとは、美しく並んでいるだけでなく、上の前歯が下の歯に2~3mmほど被さっている状態です。

キレイな歯並びは、正しい発音・発声につながります。また、食べ物を咀嚼する際も、細かく咬み砕くことができるのです。

これに対して「咬み合わせ」とは、見た目よりも機能の面を捉えた言葉です。「良い咬み合わせ」とは、物を咬むときにバランスの取れた力の入り方をする咬み合わせのことだと言えるでしょう。

歯と歯ぐきを結びつけている「歯根膜(しこんまく)」という組織には、歯に加わる刺激を脳に伝える役割があります。「悪い咬み合わせ」による「悪い刺激」が届いてしまうと、脳はその情報を全身に伝え、心身のバランスを崩す原因になるとも言われています。心身の健康を保つためにも、常に「良い咬み合わせ」の維持を心がけていきましょう。

歯並びの種類
  • 反対咬合
    (はんたいこうごう)

    反対咬合(はんたいこうごう)

    上の歯と下の歯の咬み合わせが反対になっている状態で、いわゆる「受け口」のことです。

    歯だけが斜めに生えている場合と、骨格自体に問題がある場合があります。

  • 交叉咬合
    (こうさこうごう)

    交叉咬合(こうさこうごう)

    部分的に上下の咬み合わせが反対になっている状態です。物を食べる際にうまく咬めず、顔のバランスが崩れて歪んでしまう恐れがあります。

  • 過蓋咬合
    (かがいこうごう)

    過蓋咬合(かがいこうごう)

    咬み合わせが極端に深いため、下の歯がほとんど見えない状態です。物を咬みづらいだけでなく、歯ぐきを傷つけてしまう恐れもあります。

  • 開咬
    (かいこう)

    開咬(かいこう)

    上下の前歯がうまく咬み合わず、奥歯が咬み合っていても前歯には隙間が空いている状態です。食べ物をうまく咬み切れないほか、発音が不明瞭になることもあります。

  • 上顎前突
    (じょうがくぜんとつ)

    上顎前突(じょうがくぜんとつ)

    「出っ歯」と呼ばれる状態です。前歯だけが出ているケースと、上顎全体が突き出ているケースがあります。

  • 叢生
    (そうせい)

    叢生(そうせい)

    俗に言う「八重歯」もこの叢生の一種です。歯が生えるスペースが不足している場合によく見られ、凸凹に重なって歯が生えてきてしまう現象です。

矯正歯科装置の種類

メタルブラケット

メタルブラケット

もっとも一般的な矯正装置で、小さな金属のブラケットを歯の表面に取りつけ、そこにワイヤーを通して歯を理想の位置に動かしていきます。さまざまな症例に対応可能な上、他の矯正装置にくらべて安価です。メタルなので目立ち、金属アレルギーの心配がありますが、丈夫で壊れにくいブラケットです。

セラミックブラケット

セラミックブラケット

セラミック製のブラケットは、歯の色に近いのであまり目立ちません。仕組みはメタルブラケットと同じです。ブラケットが目立ちにくいので、白いワイヤーと組み合わせるとさらに目立たなくなります。治療費は比較的割高ですが、金属アレルギーの心配がありません。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明なマウスピースを装着して、歯を動かしていく方法です。採取した歯型をもとに、一定期間ごとにマウスピースを取り替えて、歯を理想の位置に移動させます。歯並びや咬み合わせによっては使用できないケースもあります。

透明で目立たないだけでなく、取り外しもできるので、いつも通りの食事やブラッシングが可能です。お口の中を傷つけることもほとんどありません。

床矯正

床矯正

入れ歯のように取り外し可能な矯正装置で、子供の顎の成長を促すために使用します。毎日一定時間装着して顎の大きさを広げていき、歯がキレイに並ぶスペースを確保します。乳歯から永久歯への生え替わりの時期に使用することが多い装置です。取り外しができるので、食事やブラッシングに支障は出ません。

透明で目立たないマウスピース矯正
インビザラインGOはこちら

費用について

資料採得   33,000円
上下顎ワイヤー矯正   660,000円
部分矯正 2本 110,000円
  4本 165,000円
  6本 220,000円
拡大装置 ネジ付き 66,000円
  ネジなし 33,000円

よくあるご質問

矯正歯科治療は何歳まで受けられますか?

矯正治療に年齢制限はありません。歯列を動かしていく上で必要な、歯を支えている歯ぐきや歯槽骨(しそうこつ)に問題がなければ、何歳になっても矯正治療は可能です。

とは言え、患者様の年齢が上がるにともなって、むし歯や歯周病で既に歯を失っていたり、歯槽骨が減ってしまっていたりといった、リスクのあるお口が増えていきます。そのため、より細心の注意を払いながらの治療が必要になってきます。

池田歯科では一人ひとりの患者様のお口の状態に合わせて、適切な矯正治療をご提案いたします。まずは一度、お気軽に当院までお問い合わせください。

大人の矯正治療は、子どもの矯正治療とどう違うのでしょうか?

お子様の矯正治療では、まだ成長の段階にある点を利用して、歯並びや顎の骨を理想的な位置へと導く治療を行います。そのため、大人の矯正治療より時間をかけることになります。

大人の患者様の場合には、既に成長は止まっていますので、完成している顎の位置や大きさをもとに治療方針を決定。歯を動かすスペースを作るために、歯を抜いたり歯列を前後に動かしたりといった処置を行う場合もあります。

矯正は長丁場の治療になるため、大人でもお子様でも、最後まであきらめずに治療を続けることが大切です。理想の歯並びというゴールを目指し、患者様と歯科医院の二人三脚で頑張っていきましょう。

治療期間はどれくらいですか?

矯正治療は患者様一人ひとりのお口の状況や、目指すゴールによってその内容が変わってきますので、一概に決まった治療期間というものはありません。目安としては、通常のワイヤーを使った矯正治療の場合、平均して2~3年と思っていただければいいのではないでしょうか。

また、矯正装置を外した後も、後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を一定期間装着していただきます。この保定期間も、患者様の状況や歯科医師の考え方によって異なりますが、だいたい1~3年を見ていただければと思います。