こどもの歯って弱い!~フッ素で歯を強くしましょう!~
お子さんの歯は大人の歯より弱いって知ってましたか?虫歯にならないように「大人と一緒にお箸や食器類を使わない」「おやつを制限する」など、気を付けている親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、十分に気を付けていても完璧に虫歯を防ぐのはとても大変ですよね。実は子どもの時期には歯科医院でのフッ素塗布が虫歯予防に効果的です。
【乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすい】
乳歯の時期、大人の歯が生えてきたばかりの時期というのは、歯が弱く、虫歯になりやすいものです。それには次のような理由が関係しています。
●乳歯はやわらかく、エナメル質が薄い
乳歯は永久歯と比べるとかなりやわらかく、また歯の表面にある硬いエナメル質は永久歯の半分くらいしかありません。そのため、虫歯菌の作る酸で歯が溶けやすく、いったん溶け始めるとすぐに穴が空いてしまいます。
●生えたての永久歯は構造が弱い
小学生になると、永久歯が生え始めます。生えたての永久歯というのは見た目ではしっかりとしているように見えますが、実はまだ構造が未成熟で弱く、虫歯になりやすい弱点があります。
【フッ素塗布で歯を強くしましょう】
虫歯になりやすい乳幼児期・学童期には、歯医者で定期的に高濃度のフッ素をコーティングすることで、歯の質を強化することができます。また、フッ素は虫歯になりかけたところを修復してくれたり、虫歯菌に対する抗菌作用もあります。おうちではフッ素の配合された歯磨き粉を使用し、定期的に歯医者で濃度の高いフッ素を使用することで、より高い虫歯予防効果が得られます。虫歯リスクの高い時期に虫歯をしっかりと予防し、生涯健康な歯を目指しましょう!