オーラルフレイルを知っていますか?
●お口の機能、低下していませんか?
こんな症状はありませんか?
・固いものが噛めない
・食べこぼす
・むせる
・会話がしにくい
このような、加齢などが理由で発生するお口のささいなトラブルを見過ごしていると、食欲低下やお口の機能低下が生じます。こうした一連のお口の虚弱状態をオーラルフレイルと言います。
このような状態をさらに放っておくと、低栄養やサルコペニア(筋肉減少症)のリスクが高まり、日常生活に様々な支障をきたすおそれがあります。年齢を重ねても健やかに暮らし続けるためには、しっかり対策することが重要です。
●オーラルフレイルを防ぐために
オーラルフレイルの進行を防ぐには、ご自身が衰えに気付き、機能の回復や維持などの目標に向けて取り組むことが大切です。たとえば食事にかみごたえのある食品を一品取り入れたり、本や新聞の音読、カラオケで楽しく歌うなど、意識して大きくお口を動かすことでも予防につながります。
口腔機能の低下 嚥下機能の低下
↓ (噛めない・飲み込めない)
会話がスムーズにいかない ↓
↓ 治療せず放置
人付き合いがおっくうに ↓
↓ 柔らかいものばかりの食事
社会との関わりが減る ↓
栄養の偏り・食欲低下につながり
栄養不足に
↓
↓
↓
からだ全体の衰えにつながります
オーラルフレイルは病気ではありませんが、予防するにはお口を健康に保つ必要があります。歯科医院で定期検診を受け、常にお口の状態を気にかけるようにしましょう。
またむし歯や歯周病、あわない入れ歯もオーラルフレイルの原因になります。放置せず適切な処置を受けましょう