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寝ている間に歯が壊れる!? 夜間の歯ぎしり・食いしばりと全身への影響

「寝起きに顎が疲れている」「朝から頭が痛い」「歯が欠けたと言われた」——こんな経験はありませんか?

これらは、夜間の歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。厄介なのは、ほとんどの人が自分では気づいていないという点。寝ている間に起きているため、自覚がないまま歯や身体へのダメージが静かに蓄積していきます。

今回は、意外と多くの方が抱えているこの問題について、メカニズムから全身への影響、そして対策まで詳しくお伝えします。

 

💡 こんな疑問に答えます

Q. 歯ぎしりしているかどうか、自分でわかる方法はある? → 自覚症状のサインを本文で紹介します。

Q. 歯ぎしりを放置するとどうなる? → 歯・顎・頭・肩など全身に影響が出ます。

Q. 歯ぎしりは治せるの? → マウスピースで進行を抑えることができます。

Q. 子どもの歯ぎしりも心配? → 成長とともに改善するケースが多いですが、気になる場合は受診を。


歯ぎしり・食いしばりとは?その種類と特徴

歯ぎしり・食いしばりは、専門的には「ブラキシズム」と呼ばれます。主に睡眠中に無意識に起こるもので、大きく3つのタイプがあります。

① グラインディング(歯ぎしり)

上下の歯を横にこすり合わせるタイプ。「ギリギリ」という音が出るため、同室で寝ている家族に指摘されて気づくことが多いです。歯の摩耗が最も進みやすいタイプです。

② クレンチング(食いしばり)

上下の歯をぐっと噛みしめるタイプ。音が出ないため周囲に気づかれにくく、自覚もしにくい。しかし顎や筋肉への負担が非常に大きく、頭痛・肩こりとして現れることが多いです。

③ タッピング(歯の打ち鳴らし)

上下の歯を「カチカチ」と小刻みに打ち合わせるタイプ。3つのなかでは最も少ないですが、繰り返すことで歯や顎に負担がかかります。

寝ている間に歯が壊れる!? 夜間の歯ぎしり・食いしばりと全身への影響

あなたは大丈夫?歯ぎしり・食いしばりのサインチェック

以下の項目に心当たりがある方は、歯ぎしり・食いしばりをしている可能性があります。

🔍  セルフチェックリスト

□  朝起きたとき、顎が疲れている・重い感じがする

□  朝から頭痛がすることがある(とくに側頭部やこめかみ)

□  歯科医院で「歯が削れている」「ひびが入っている」と言われた

□  詰め物やかぶせ物が割れたり外れたりすることが多い

□  首・肩・背中のこりがひどく、なかなかほぐれない

□  口を大きく開けると顎がカクカクする・痛みがある

□  頬の内側や舌の縁に白い線や噛み跡がある

□  家族や同居者に「歯ぎしりしてるよ」と言われたことがある

3つ以上当てはまる方は、一度歯科での確認をおすすめします。

なぜ歯ぎしりが起きるの?主な原因

歯ぎしり・食いしばりの原因は、実はまだ完全には解明されていませんが、以下のような要因が関わっていると考えられています。

🧠  ストレス・緊張 日中に感じたストレスが睡眠中に無意識に歯への力となって現れることがある

😴  睡眠の質の低下 睡眠が浅い状態のとき、脳が覚醒しかけて筋肉が緊張しやすくなる

☕  カフェインやアルコールの摂取 交感神経を刺激し、睡眠中の筋肉の緊張を高める

🦷  噛み合わせのズレ 歯並びや噛み合わせが原因となることもある(ただし主因ではないとも言われる)

💊  一部の薬の副作用 抗うつ薬など一部の薬で歯ぎしりが誘発されることがある

 

夏は特に、冷房による睡眠の浅さや疲労の蓄積から、歯ぎしり・食いしばりが悪化しやすい季節でもあります。

寝ている間に歯が壊れる!? 夜間の歯ぎしり・食いしばりと全身への影響

放置するとこうなる。歯と全身への深刻な影響

「大したことない」と思っていると、歯ぎしり・食いしばりは驚くほど広範なダメージをもたらします。

▶ 🦷  歯・お口への影響

・歯が削れる・薄くなる(エナメル質の摩耗)

・歯にひびが入る・割れる(破折)→最悪の場合、抜歯に

・詰め物・かぶせ物・インプラントが壊れやすくなる

・知覚過敏が悪化する(歯が削れてしみやすくなる)

・顎関節症(口が開かない・カクカクする・痛む)

▶ 🧠  全身への影響

・頭痛(とくに朝の側頭部・こめかみの痛み)

・肩こり・首こり・背中の張り(咬筋の緊張が連鎖する)

・耳鳴り・耳の詰まり感(顎関節と耳は隣接しているため)

・顔のゆがみ・エラの張り(咬筋の過発達)

・睡眠の質の低下(歯ぎしり自体が睡眠を浅くする悪循環)

特に怖いのは、歯は一度削れると自然には戻らないという点です。歯ぎしりによる歯の摩耗は虫歯や歯周病とは異なり、「治療すれば元通り」にはなりません。早めの対処が何より重要です。


歯ぎしり・食いしばりへの対策

▶ 🏠  自宅でできること

✅  就寝前のリラックスルーティンをつくる 入浴・ストレッチ・深呼吸で副交感神経を優位に

✅  カフェイン・アルコールは就寝3時間前までに 睡眠の質を上げることで筋肉の緊張をやわらげる

✅  日中の食いしばりに気づく習慣を 「上下の歯は普段離れているのが正常」と意識するだけで改善するケースも

✅  頬や顎のマッサージ 咬筋(えらのあたり)をほぐすことで緊張を緩和

 

▶ 🦷  歯科でできること(マウスピース療法)

最も効果的かつ一般的な治療が「マウスピース(ナイトガード)」の装着です。就寝時にマウスピースを装着することで、歯と歯の間にクッションができ、歯や顎関節へのダメージを直接防ぎます。

🛡️  マウスピースで得られる効果

① 歯の摩耗・破折を防ぐ 直接的なダメージからエナメル質を守る

② 顎関節への負荷を分散 顎関節症の予防・改善につながる

③ 頭痛・肩こりの軽減 筋肉の過緊張がやわらぐことで全身症状が改善することも

④ 詰め物・かぶせ物・インプラントを守る 高額な補綴物を長持ちさせる

※マウスピースは歯ぎしりを「治す」ものではなく、ダメージを「防ぐ」ためのものです。

根本的な改善には、ストレスケアや噛み合わせ治療との組み合わせが有効な場合もあります。

池田歯科では、歯の状態を確認した上でお一人おひとりに合ったマウスピースをオーダーメイドで作製します。市販のものと違い、歯型に合わせてフィットするため、使用感・効果ともに優れています。

 

🦷  「もしかして歯ぎしり?」と思ったら、まず池田歯科へ

歯ぎしり・食いしばりは、自覚がないまま進行するのが最も怖いところです。

「朝から顎が重い」「詰め物がよく外れる」「肩こりが治らない」——そんな方は、一度お口の状態を確認してみませんか?

早めに気づいて対策することが、歯を長く守ることにつながります。

▶ ご予約はお電話 0954-26-8400 ☎️まで

歯ぎしり・食いしばりに関するよくある質問

▶ 歯ぎしりは自分で治せますか?

完全に自分でコントロールすることは難しいですが、ストレス軽減・睡眠改善・日中の食いしばり意識など、生活習慣の見直しで症状が和らぐ場合があります。ただし歯へのダメージを防ぐには、マウスピースの使用が最も確実です。

 マウスピースは保険適用になりますか?

顎関節症の治療を目的としたマウスピースは、保険が適用される場合があります。詳しくは診察時にご確認ください。

▶ 子どもの歯ぎしりは治療が必要ですか?

乳歯から永久歯に生え変わる時期に歯ぎしりをする子どもは多く、成長とともに自然におさまるケースがほとんどです。ただし、歯の摩耗が激しい場合や顎の痛みを訴える場合は、一度ご来院ください。

▶ 寝ているときの歯ぎしりはなぜ自分では気づかないのですか?

睡眠中は意識がないため、口の中の筋肉が緊張していても感覚として認識できません。そのため長年気づかないまま続けている方も多くいます。「歯が削れている」「詰め物が外れやすい」などの歯科的サインや、朝の顎の重さが気づくきっかけになることが多いです。